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注文住宅を建てる前に、相場に応じてどのような家を建てることができるのかは知っておくべき。札幌で注文住宅を建てる場合を想定して、年代・年収別の予算や施工事例をご紹介します。
札幌に住む20代男性の平均年収は、約310万円と言われています。
年収310万円の20代男性が札幌市内に注文住宅を購入する場合、予算の相場は1,500万~1,900万円ほど、広さは20坪ほどと想定してください。(ケースによって相場は変動します) 予算から土地代を引くと、建物自体にかけられる費用は1,000万円ほどでしょう。
建物のみ1,000万円台で買える注文住宅事例をご紹介します。あなたの家づくりの参考にしてみてください。
床だけでなく天井にも木目のクロスを貼った、ナチュラルテイストの二階建て。二階がリビングになっています。匠建コーポレーションの施工事例です。
豊栄建設の「RICCO STYLE」は規格住宅ですが、要望に応えてできる限りアレンジに柔軟に対応しています。階段の壁や床の色、キッチンなどにこだわった家です。
札幌に住む30代男性の平均年収は、約423万円と言われています。
年収423万円の30代男性が札幌市内に注文住宅を購入する場合、予算の相場は2,300万~2,900万円ほど、広さは30坪ほどと想定してください。(ケースによって相場は変動します) 予算から土地代を引くと、建物自体にかけられる費用は1,000万~1,999万円でしょう。
建物のみで1,000万~1,999万円ほどとなる注文住宅事例をご紹介します。あなたの家づくりの参考にしてみてください。
ニューヨークの工業都市的なブルックリンスタイルの家。パーケットフローリングやブラックスチールの階段など、内観デザインにこだわった豊栄建設の施工事例です。
吹き抜けのリビングが広々とした印象の二階建ての家。水回りや土間までばっちり床暖房が完備されており、冬でも暖かく快適に暮らせます。匠建コーポレーションの施工事例です。
札幌に住む40代男性の平均年収は、約534万円と言われています。
年収534万円の40代男性が札幌市内に注文住宅を購入する場合、予算の相場は2,700万~3,400万円ほど、広さは35坪ほどと想定してください。(ケースによって相場は変動します)
40代で家を建てようと考えている方は、予算から土地代を引くと、建物自体にかけられる費用は2,000万円ほどでしょう。
建物のみの費用が2,000万円台となる注文住宅事例をご紹介します。あなたの家づくりの参考にしてください。
ダイニングの横にスタディコーナーを設置することで、家族が一緒に過ごす時間を大切にした二階建て。5人家族が快適に過ごせる、大容量の収納も完備しています。施工はイワクラホームです。
大容量の食品庫やダウンキャビネットを備えた、こだわりのアイランドキッチンがある二階建て。テレビは壁掛けで、キッチンからも見えるよう角度調節が可能になっています。豊栄建設の施工事例です。
札幌に住む30代共働き夫婦の平均年収は、約700万と言われています。
年収700万円の30代夫婦が札幌市内に注文住宅を購入する場合、予算の相場は3,500万~4,500万円ほど、広さは40坪ほどと想定してください。(ケースによって相場は変動します) 予算から土地代を引くと、建物自体にかけられる費用は2,000万~2,999万円ほどでしょう。
建物のみの費用が2,000万円~2,999万円の注文住宅事例をご紹介します。あなたの家づくりの参考にしてください。
スキップフロアを巧みに取り入れることで天井を高くし、部屋を広々と見せた半地下スペースのある住宅です。広い脱衣所などにもこだわっています。豊栄建設の施工事例です。
無垢材の床や木目の家具など、ウッドスタイルなデザインの二階建ての家です。ダイニングに配置された、開放感のある6連窓が印象的です。アートホームの施工事例です。
注文住宅を建てる際、「このくらいの広さがある家に住みたい」「生活が便利なところに家を建てたい」など夢も膨らみますね。しかし、土地があればどんな家でも建てられるというわけではありません。法律により建てられる家の大きさや階数が決まっています。ここでは家を建てるときに確認しておきたい容積率と建ぺい率について、また区ごとの土地相場についてご紹介していきます。
区分 | 容積率 | 建ぺい率(%) |
---|---|---|
第一種低層住居専用地域 | 80 | 40~50 |
第二種低層住居専用地域 | 80 | 50 |
第一種住居地域 | 200〜300 | 60 |
第二種住居地域 | 200~400 | 60 |
準住居地域 | 200~300 | 60 |
第一種低層住居専用地域は、住宅のほか、小中学校や小規模な店舗、図書館などの公共施設が建てられる地域です。建物の高さ制限があり、10mもしくは12mまでとなっています。建ぺい率や容積率も厳しい地域なので、ゆったりとした庭や駐車スペースがある2階建ての戸建てが立ち並ぶ街をイメージして頂くといいでしょう。マンション建設も可能ですが、3階建てくらいの規模までと定められています。
第二種低層住居専用地域は、第一種低層住居専用地域とほぼ同じで高さ制限もあり、建ぺい率も厳しく制限されています。異なる点は、いわゆるコンビニエンスストアのような「150㎡以下かつ2階建て以下の店舗」が建てられるというところです。病院や事務所、ホテルなどの大型施設の建設も禁止されている区域となります。
第一種住居地域も、建てられる建物は住居がメインです。ただし低層住居専用地域と違って、日当たりや日陰の制限がゆるいため、戸建てやマンションが密集しているイメージです。店舗や飲食店、ホテルの建設も可能ですが、3,000㎡以上の規模は建設できないという制限があります。低層住居専用地域と比較するとスーパーを始めとした、生活に欠かせない施設・設備が整っているので、人によってはより住みやすい地域でもあります。
第二種住居地域も住居がメインであるという点は変わりません。しかし第一種住居地域では制限されている「カラオケ店」「パチンコ店」「勝馬投票券発売所」など、遊戯施設の建設が可能な地域です。ただし風俗施設や10,000㎡を超える店舗は建てられません。街のイメージとしては、郊外の駅周辺や幹線道路沿いにみられるような、住宅地と店舗が混ざりあったエリアなのです。
準住居地域は道路の沿道として、さまざまな店舗や施設と住居が調和した環境を保護するための地域です。イメージとしては、交通量の多い幹線道路沿いに、マンションや店舗、飲食店が立ち並んでいる街並みといえます。制限もぐっとゆるくなり、50㎡以下で危険性の少ない工場や、150㎡以下の自動車修理工場、ガソリンスタンドの建設が可能です。ただし、床面積の合計が10,000㎡を超える店舗や風俗施設を建てることは禁じられています。
建ぺい率とは、土地に対して建てられる「一階部分の面積比率」です。たとえば30坪の土地があったとして、まるまる30坪を使った家を建てられるわけではありません。地域によって異なりますが、都市計画法という法律によって建ぺい率が定められています。 「建ぺい率60%」の地域では、100坪の土地に対して60坪の家が建てられるというわけです。この法律は、隣の建物との距離を保つ・極端に日差しが入らないような居住性に関わる障害を取り除く・火災が発生したときに延焼の危険性を防ぐ、といった問題を防ぐための法律です。
容積率は、家の総面積の比率をさします。総面積とは、2階建ての家の場合は1階・2階部分の面積を合わせた値で、比率が高いほど大きな家を建てることが可能です。札幌市の住宅地の容積率は約80~200%程度に指定されています。容積率が80%だとどのくらいの家が建てられるのでしょうか。50坪の土地ですと「50坪×80%=40坪」となり、40坪の家が建てられるという計算に。容積率が150%の場合は、同じ50坪でも75坪分の広い家が建てられます。
注文住宅での豊かな暮らしに必要な広さは、およそ35~45坪と言われています。また住宅面積の全国平均も38坪となっており、だいたいこのラインが一軒家の目安と言えるでしょう。 札幌市における住宅の建ぺい率は、第一種低層住居専用地域や商業地域などで40~80%の振れ幅があります。よって、38坪の家を建てたい場合は「48~95坪の土地が必要」ということになります。
費用相場が分かったら、まずは実際にどんな家が建つかを見に行きましょう。坪数や予算に合わせて、建てられる家も変わってきます。まずはモデルハウスで、自分のイメージを具体化させていきましょう。
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